まとめと追記

子供と家事・まとめ

「結局心の子育ては子供と一緒に家事をするだけ?」「はい。とりあえずそれだけでOKです」もちろん家庭ごとの考え方や方針によって、子供の成長のためにやってあげたいことは色々あると思います。それはぜひやってあげてください。その経験が子供にとって無駄になることはありません。ただ子供の心は『家族の一員として行動させながら養っていく』これが基本です。それを容易に実現する方法が『親子で一緒に家事をする』なのです。


もし育てる側に『食事や洗濯は親の役目』という意識があるのなら、子供を家事に参加させることは難しいでしょう。実際そのような考え方がまだ一般的だと思います。しかしそれでは、親自らが子供の心の成長の機会を奪ってしまうことになりかねないと、どうか知っておいてください。私はどんなに経済的に裕福な家庭でも、子供をしっかり育てたいと願うのであれば、親は子供と一緒に家事をする選択をするべきだと思います。

心の成長は目に見えなので分かりにくく、また、とてもゆっくりです。しかし『子供を家事を通して家族の一員として扱ってあげれば、一年後二年後に振り返ったとき、心は大きく成長できていた』それが心の子育てです。いつか親子で家事をしていない家庭が「それではどうやって子供を大人にしてあげるのか」と逆に不思議がられるくらい、子育ての常識となってほしいと思います。


追記1 子供の実力

子供のポテンシャルは大人が思っている以上に高く、たとえばスポーツや音楽の世界では、すでに大人顔負けの技術を習得している子もたくさんいます。それに比べれば日常の家事の内容など、取るに足らないほど簡単です。実際教えてあげさえすれば、小さい子供でも驚くほど何でもできるようになるものです。

要するに子供の生活力のありなしと心の成長は、親が『やらせているか、いないか』その違いでしかありません。

追記2 子供と家族

家族は一緒に家庭を運営するチームであり、そして自分の行動が分かりやすくまわりに影響する特別な共同体です。この関係は子供の心を育ててあげる環境として考えると実に理想的です。

当たり前ですが子供も家族の一員です。子供だからといって安易に線引きせず、無理をさせない範囲でかまわないので、チームの一人として扱ってあげれば、そこから子供は言葉では教えてあげられない色々なことを学べます。

→ 知の子育て


子供に家事をさせることに抵抗がある人も多いかも

常識に流されてはいけない。間違いなく子供にとって最大の学びの場は家庭