高校と大学の話

高校の勉強を少しだけ

高等学校、とくに進学校の学習内容は難易度よりも、その量の多さの方が問題です。すべての教科を入試レベルまで持っていこうとしても現実的ではありません。次の進路を大学とするのなら、なるべく早い時期(できれば一年生のうち)から、子供と一緒に大学の資料に目を通したり、オープンキャンパスに参加するなどして、希望の大学をある程度具体的にピックアップしておき、モチベーションにつなげると同時に、本人の大学入試に必要な科目を優先して勉強する態勢を整えまいましょう。高校生の勉強は、いかに無駄を省き効率よく立ち回るかも大事です。


大学の話

将来子供の大学進学を望むなら、とりあえず国立の総合大学を目標に置いておくのはどうでしょうか。

日本の大学は大きく分けて、国立、公立、私立の三種類です。数では国立大が82校、公立大が87校、私立大が約580校、全体で約760校です。

ご存知のように私立大に比べ国公立大の授業料は安く、その多くが税金でまかなわれています。つまり国公立大の学生の授業料は、国民がある程度負担してくれているわけです。(将来的には全額国負担になるかもしれません)なので経営の心配がありません。しかしその代わりに、国公立の大学は日本の未来を担う優秀な人材を育成し、排出する義務を強く負っています。これは『国によって学生の質がある程度保証されている』とも言えます。

また国立総合大学は、歴史も長く学生数も多いので、卒業後のコミュニティーも充実しています。運営の母体が国である点は、将来も含めてとても大きなアドバンテージなのです。とくに地方では、多くの有名私立大学が中央(東京)に集中しているのでその価値はさらに上がります。

さらに国立総合大学は、広大なキャンパスや各施設の充実など、学生が学ぶための恵まれた環境が整っていることも付け加えておきます。

ご存じのように国立総合大学の数は少なく、各都道府県に一校が基本です。ただ大学の規模自体が大きく学生数も多いので、一部の大学や学部を除けば、そこまで狭き門というわけでもありません。高校三年間しっかり勉強できる環境があるのなら十分狙える目標です。

→ 子供の勉強まとめ


高校大学はまだ先のとだと思うけど?

勉強はつながっている。親はゴールを見据えて子供の勉強と向き合おう