なんとなくの正体

なんとなくの正体

愛情をもって接し、褒めるだけではなく叱るときは叱る、家庭でのしつけや学校教育。確かにどれも子供には大切なことだと思います。しかしこれで心が育つのかというと私はとても疑問です。

もちろん愛情のない子育てなどあり得ませんが、子供が親の愛情を理解するためには、それこそ先に心の成長が必要です。褒める叱るは子供の性格やその時の状況によってタイミングや言葉のチョイスが難しく、アプローチを間違うと逆効果になってしまう場合もあります。しつけで子供の立ち振る舞いを整えてあげれば、心の成長につながる部分もあるとは思いますが量的に不十分です。

また学校教育に期待されている方もいるかと思いますが、これについては家庭側の協力や姿勢が大前提であり、現状から判断しても学校だけに任せても子供の精神面の成長には、あまり期待できないと考えておくべきでしょう。

現在、家庭や学校で子供のためにと行われていることが決して間違っているわけではありません。しかし根拠に薄く確実性にも欠けています。子供の心と知性を育てる手段に対しての『正しいような、でも確証はない、あいまいな認識』これが『なんとなくの正体』です。

→ 心の子育て


子育てがうまく行かない原因はあいまいな認識がベースになっているから?

『なんとなく』では子供を正しく導いてあげることはできない