心を育てる意味

心を育てる意味

現在多くの子供たちが、まだ心は幼い状態で思春期を迎え、そして体の成長に心の成長が追いつくことなく成人を迎えています。

あばれる新成人が毎年話題になりますが、あの子たちの精神年齢はいったいどれくらいでしょうか。行動からすると十才か、それよりもっと低いようにも見えます。今の時代、あのような若者も普通に学校に通い、家庭でも大切にされて育っています。もしかしたら小さい頃は『素直で良い子』だったのかも知れません。それがいつの間にか、心は取り残されたように体だけが大きくなってしまった。私にはあの姿はその結果のように映ります。

社会の仕組みとはうらはらに、日本では子供が子供でいることにとても寛容です。しかし現実の問題として、子供が大人としての行動を求められる状況はすぐにやって来ます。たとえば一般的な感覚では中学生はまだ子供ですが、実際には体は二次成長期に入り、学校や私生活では将来を見据えた行動と、それに向けて少なからず努力する必要も出てきます

そのとき心(精神)がまだ幼ければ、子供は自分やまわりの変化についていけず、たとえ本人にそのつもりがなくても、様々なトラブルを引き起こしてしまうかもしれません。世間では『思春期ごろの子供は精神的に不安定』などと言われますが、その原因も元をたどると『幼さ』である場合がほとんどだと思います。

成人式であばれたりは極端にしても、感情的になりやすく打たれ弱い、集中力がなく我慢ができないなど、他にも『幼さ』による弊害はいくらでも存在します。将来大切に育ててきた子供の素行やコミュニケーションで悩むなど、あってはいけない話です。しかし実際そういった家庭は多いのです。

子供が生まれ子育てを始めるとき、子供とって一番の存在である親が、心を育てる意味とその重要性をしっかり理解できていれば、子供はもちろん家族の未来も大きく変わります。

→ 子供のトラブル


子供のトラブルは幼さが関係している?

幼さとは精神的に子供であること。つまり心を育ててあげれば子供関係の問題は自然と減っていく