知っておくべきこと

最初に知っておくべき子供の勉強のこと

一般の公立学校であれば勉強の学習難易度はそれほど高くありません。どの子でも十分に習得可能なレベルです。ただ学校の勉強は積み重ねなので、なるべく積み残しがないように進めていかないと「気づいたら分からなくなっていた」となってしまいます。多くの子供が勉強を難しく感じてしまう主な原因も、学習内容ではなく、ここにあります。勉強はまさに『継続は力なり』なのです。

また学校の授業は、基本的に先生が教科書の内容を解説してくれる時間なので、どんなに分かりやすい授業でも、反復して確認し、自分のものにする時間は別に用意しなくてはいけません。これは塾などを利用する場合も同じです。『学校の勉強は学校以外で勉強する環境(時間)があって初めて成立する』このことは子供の勉強を考える上で親が必ず把握しておくべき点です。もちろん学校側も宿題などである程度サポートはしてくれますが、個別のケアまでとなると、先生が生徒一人に使える時間はそう多くはありません。


勉強は『慣れ』

学校の勉強はその内容を理解することよりも、学校以外で『子供が自分で机に向かえるかどうか』の方がよっぽど大事で、小学生までならまだしも、中学生になれば、自分で勉強できる力、つまり勉強に対して『自主性』が持てない子供は、たとえ塾などを利用しても成績アップは難しくなります。この自主性は、なにも「やる気を出してがんばる」とかではなくても「なんとなく、でもやっておいた方がいいかな」この程度でも十分です。

また、子供の勉強で『大人がやる気を引き出し、それを継続させる』これはかなり困難です。それよりも、学習のなるべく早い段階で『自分で勉強するという行為を日常の当たり前(習慣)にしてしまう』この方がはるかに現実的で確実な方法だと思います。実際、中学生以上で成績が良い子は、小学生の間にこのベースができています。学校の勉強は断然『やる気より慣れ』なのです。

中学そして高校と子供の将来を見据えた場合、学習内容が比較的容易な小学生の間に、いかに『自分で勉強する』この行為に慣れさせておくか、ここが大きな分かれ道となります。

→ 小学生の勉強


家庭の中に子供が勉強できる環境を整えてあげることが大事

そもそも学校教育は家庭の協力なしでは成立しない